セルフ出版のコーナーで、出版社のノウハウを使って著作者が本を出す種類をご紹介しました。
自費出版・共同出版・セルフ出版です。
ここまで来て、もしかしたら出版社に頼まなくても、一人で出版できるのでは?
と思う人も出てくるのではありませんか?
世の中、一人電波塔状態のYoutubeチャンネルもあるように、
一人出版社も、実は最近増えているのです。
とはいえ、何事も最初はちょっと大変です。
①版元になるためのライセンス(図書コード)を取得する。
②編集プロダクションを探す。もしくは自分がスキルを持つ。
③本を印刷する会社を探す。(紙の本の場合のみ)
④在庫を管理する倉庫を探す。(紙の本の場合のみ)
⑤本を販売する取次店を探す。(電子書籍の場合も必要な可能性あり)
⑥Amazonや楽天に申請する。口座を開く。(割とめんどくさい)
⑦開業届とか印税とかお金の話
自分が最初の本を出す時、私自身も非常に苦労しました。2か月位死ぬ思いだった気がします。
自費出版で稼ぐ気満々のがめつい出版社は大小五万とありましたが、
本当に本を出したい人にとって、条件は非常に不利で、あれではただの“鴨葱”で嫌でした。
でも、何もかも一から調べて最良の選択をするのはやはり難しいわけです。
編プロも印刷会社も倉庫だって沢山あって、あたりもはずれもあるし、
普段自分が読んでいる本に使われている紙の種類なんて知るわけも無いですしね。
本が出来ても取次大手は最初から相手にしてくれないし、売り場に苦労した覚えがあります。
最初から全部教えてくれるところがあれば良いのに!ーこれが私の結論です。
それで講座にしました。
現代では紙本の発行と同時に大抵の出版社は電子書籍でも販売を開始します。
そもそも電子書籍で売ることのみを想定している場合には、店頭販売は全く無関係な話となってきますし、今では
発注後印刷製本というシステムでの紙の本の販売も可能です。
個人でも作品を投稿して発表できるインターネット上のプラットフォームが増えて、そこからデビューする作家さんも増えました。
これはお手軽だし多くの人の目にもとまるチャンスがあり、作家としてやっていきたい著作者の方にはお勧めの方法です。
又、セルフ出版で作った本をAmazonなどに登録して販売することは、出版社のライセンスを持っていれば基本的に可能です。
売り上げから手数料として大体半分をAmazonが持っていきますが、それでも印税よりはかなり多い金額が著作者の手元に残るでしょう。
まあ問題は無名の作家の本がAmazonで目に留まり売れるのか?そして、在庫抱える事にならないか?という問題があります。
売れるかどうかは結局どのツールを使っても、本人の努力次第というところがあるのですが、幸い在庫は減らすことができます。
というわけで、一人電波塔ならぬ一人出版(者)社となって、中抜きされずに自分の本を出版していきたい、版元になりたい、という方は、
当方の講座をぜひどうぞ。
版元になるための、必要かつ物理的なノウハウに絞った一日集中講座を開催しております。
この講座は、世によくある「文章の書き方」とか「売れる本の作り方」とかではありません。
自ら出版者(社)となって自分の本を出していきたい方専用の講座です。
販売書籍をご覧になりたい方は
神楽坂出版のネット販売サイトへどうぞ